スーツを買う際、出来れば良いスーツが欲しい。
でもあまり高価なものには手がでない。
もしくは高価な生地はあまりヘビーローテーションに向かないのは分かっている。
でも仕事で着るのに安物だと相手がすぐわかるようなスーツは着たくない。
そんな方に今回入荷した生地の中からお手軽かつ、見栄え負けのしないイタリア生地をご紹介。
それは…「ヴィタルバルべリス・カノニコ」と「レダ」です！
生地の質、性能からはこの価格帯で味わって良いのかと思ってしまうほど良質な生地です。
比較にはもってこいのコストパーフォーマンスに優れたイタリアの生地をご堪能くださーい！
カノニコ（VITALE BARBERIS CANONICO）の良さはなに？
水資源に恵まれたイタリア・ビエラ地方で100年以上もの
歴史を誇る由緒ある最高級服地メーカーです。
しかもゼニア、ロロピアーナに並ぶ世界3大毛織物工場と称されています。
日本のアパレル業界から最近評価の高い生地ですが、実はロロピアーナやゼニアよりもイタリアでは人気があります。
人気の理由は最高級の生地や季節毎のシルクやリネン、コットンなどの豊富なバリエーションがありながら、
とても「良心的な価格で購入ができる」ことです！
ちなみに馴染みのあるブランドで言うと、ビームスやユナイテッドアローズなどです。
実際のお客様にも
こんな格好良いのにこの値段で良いの？と言って頂くほどです。
僕がイタリア生地でコーディネートのバリエーションを増やしたい時は、まずカノニコを見ます。
カノニコの生地の特徴は？
この価格で表現できるとは思えない、
高級感ある風合いとなによりも発色が良いのです！
華やか且つ鮮やかな色合いで出来上がりをより一層ワクワクさせてくれます。
またイタリア生地は柔らかく耐久性が弱くシワになりやすいのが一般的ですが、カノニコは耐久性を上げる織り方をしている特徴があります。
生地の雰囲気はどんな感じ？
イタリア生地は柔らかく、耐久性が弱くシワになりやすいですが
カノニコは耐久性を上げる織り方をしています。
着用すると色合いが強いものや特徴的な柄があるものが多いので若々しい、もしくは華やかな雰囲気を演出できます。
また、ダブルスーツなどの重い雰囲気が出やすいデザインでもカジュアルな雰囲気に変えることができる、そんな仕立てが可能な生地です。
レダ（REDA）って有名なの？
150年以上続く老舗企業でとても有名です。
生地の質も良質ですが、その質を維持しながらお手頃な価格で手に入るコストパーフォーマンスは最高です。
同じイタリアの最高級生地メーカーゼニアと比較して例えるなら、
ゼニアはブランド自体の見え方に力を入れ、レダは生産における効率化に力を入れたのが違いです。
生産ラインの効率化により、同じ質の生地でもコストを下げた提案ができます。
レダの生地の特徴は？
とても美しいドレープ（着用時にできる自然なシワ）が
特徴的で、街を歩いていても明確に隣の人との差をつけてくれます。
生地の表面加工が得意で、しなやかな光沢や耐久性に優れた生地になっています。
また、super110’～super160’などの幅広い糸の細さをレダだけで提供できるのが特徴でもあります。
カノニコと同じイタリアの生地だけど実際どうなの？
最高のコストパーフォーマンス生地と呼ばれるほどです。
しっかりとした大人の雰囲気や、高級感を演出するなら間違いなくレダです。
上品なスーツにしては1日か２日空けたペースでも着れる生地になっています。
取引先と会う予定があり、落ち着いていてかつ高級感のある雰囲気をだしたい。
そんなご要望のお客様にも喜んで頂いた生地となっています。
いかがだったでしょうか？
スーツは基本的に一日空けて着まわすのを心かけて頂きたいですが、
急な予定変更や出張など連続で着ることがやむを得ない状況で
連続着用しても元に戻る回復力がある生地が「カノニコ」と「レダ」です。
自分の用途や着用方法、普段の生活に合わせた生地を選ぶことがオーダーの良さです。
むりやり着るスーツではなく、毎日の仕事が少しでも楽になり楽しくなるスーツになれば嬉しいです。
ではでは！
