スーツをハンガーにかける際に、クリーニングから帰ってきた細いハンガーにかけたり、スラックスを2つ折りにしてかけっぱなしにしたりしていないでしょうか?
今回は、スーツはどのようにかければいいのかを解説していきます。
目次
①ジャケットのハンガーは方に厚みがあるものを選ぶ
ジャケットのハンガーは、肩に厚みがあり、カーブしているジャケット用のハンガーを選ぶようにしましょう。できればハンガーの肩先の幅が4センチ以上あるものがおすすめです。
クリーニングに出した際にかかっているような細いワイヤーハンガーでは、ジャケットの肩パッドが変形してしまう恐れがあります。
②できれば木製ハンガーを選ぶ
可能であれば、ハンガーは材質が木製でできているものを選ぶようにしましょう。一般的なプラスチック製に比べ、防湿効果が期待できるほか、静電気を防ぐことにもつながります。また、機能面ではないものの、見た目も美しく、高級感を出すことも可能です。
③フロントボタンは開けたままにする
ジャケットをかける際には、フロントボタンは基本的には開けたまま保存するようにしましょう。このほうが固くずれを伏せぐことにつながることが多いです。(オーダーメイドのハンガーの場合この限りではありません。)
④ハンガーの大きさはジャケットの肩幅ー2~4センチが◎
ハンガーの大きさがジャケットの肩幅にあっていないと、肩にハンガー跡が残ってしまう恐れがあります。理想は、「ジャケットの左右の付け根(袖との切り替え部分の一番上)を直線で結んだ長さからー2~4センチ」です。日本国内で販売されているハンガーは、多くの場合42センチ程度のものが多いです。
⑤スラックスは吊るすタイプのものを
スラックスは、スラックス専用のつるすタイプのハンガーを使用するようにしましょう。裾を上にして折り目をそろえてつるすのがベターです。
2つ折りをしてつるすと、折シワがついてしまう可能性があるほか、裾を上にしてつるすことで、パンツの重みでシワをとる効果も期待できます。
大きく分けて2つクリップで裾をつかむものと、スラックスの裾全体を挟むタイプのものがありますが、裾全体をつかむもののほうが、ハンガーの跡も付きにくいためおすすめです。