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ゴージラインとは?着こなしと特徴【スーツ用語辞典】

ゴージライン

ゴージラインを調整することにより、スーツスタイルの見せ方や雰囲気を変えることができます。ここでは、ゴージラインの調整による印象の変化について解説致します。

ゴージラインとは?

ゴージライン

ゴージライン

ゴージラインとは、ジャケットの上襟と下襟を縫い合わせる線のことです。

「ゴージ」とは、「喉」という意味であり、立ち襟が主流であった時代に、このラインが喉の部分にきていたため、このように呼ばれるようになりました。
スーツのジャケットの起源はもともと軍服であり、襟の部分を内側に開きボタンをしていたため、このゴージラインがのどの部分にあったのです。また、現在ではよく社章がつけられている「ボタンホール」も、ここにボタンがあり止めていたものの名残として残っています。

 

ゴージラインの印象・着こなし

最近では、このゴージラインを高めに設定し、それにあわせてウエストを高い位置で絞り、着丈を短めとするのがトレンドです。

ゴージラインを高めに設定すると、スタイリッシュさを出すことができ、目線を上に見せることができるため、身長も高く見せる効果があります。
逆に、ゴージラインを低めに設定することで、クラシカルで落ち着いた雰囲気を出すことができることができます。

ゆったりに見せる場合はした目に、スタイリッシュに見せる場合は高めに設定するのがいいでしょう。
このような細かいポイントもオーダースーツを仕立てる際にはこだわることができます。