オーダーコートに関して

できる男は使い分ける!押さえるべき3つのオーダーコート

外でコートを羽織ってカッコよく見える人もいれば、
あれ?この人はあまりカッコよくみえない。
そんな経験ありませんか?
感覚ではわかるけど理由までは考えたことがないのではないでしょうか?

先にお伝えしますが、理由は顔や体形ではありません。
できる男はなんでも着こなせるのではなく、ちゃんとした理由を知っているからこそカッコよく着こなしているのです。

ビジネスで着用できるコートの特徴を理解して、あなたの第一印象をアップさせましょう!

 

チェスターコート

英国のチェスターフィールド伯爵が、最初に着用したという諸説からこの名前が付いたと言われています。
腰ポケットはフラップ付き、胸ポケットは箱ポケットでカラーはノッチドラペル、なるべくウエストを絞り、細く見せるといった特徴があるデザインのコートです。
コートの丈は膝までと長く、生地はウールを使用することが多いです。
またジャケットと同じように仕立ても二種類あり、シングルブレストとダブルブレストがあります。
シングルブレストはとてもシンプルでどこに着て行っても問題ないデザインです。
逆にダブルブレストはより格式の高い印象になるので、若者よりは年配の方が着用してこそ大人の男らしさを際立たせるデザインになります。
冠婚葬祭などのフォーマルシーンでも着用できるので、かなり重宝できるウィンターコートです。

基本的に着丈は長いので、縦のシルエットが長く見えます。
背を高く見せたい、細く見せたい人にはオススメです!
また、電車などで暑くなりコートを脱いで手に持つと、普通のコートより丈が長いので少し重いです。
私みたいに代謝が良い人は脱げる準備も必要不可欠です!(笑)

ピーコート

一般的にカジュアルなものが多く、少しずつビジネスマンも着ることが増えてきたコートです。
昔は軍の冬服として着用されていて、冷たくなった手を温め易いように縦のポケットを付けています。
他にも丈が短く、ダブル仕立ての特徴もあるデザインです。
ビジネスシーンでの活用もできますし、オフシーンでも素敵に着こなせる一石二鳥なコートです!
また、厚手のウールを生地に使用することが多いですが、ビジネスシーンではナイロン仕立てにしてカジュアル感を抑えること形もあります。

衿を立てもシルエットが崩れることが少ないので、マフラーが無くても暖かく着用できます。
しかし、スーツの裾が出てだらしない、カジュアルな印象が強いなどのことも多いです。
自身のスーツの丈の長さや着る場面を考えたデザインを選びましょう。
困ったときは、雑誌よりも実際に職場で着ている人か、そういったオーダーを経験しているテーラーに聞いてみましょう!

ちなみにフード付きはビジネスシーンではカジュアルになりすぎるので、NGです><

フィールドコート

フィールドはfield(野原)という意味で動きやすく、野原でも着用できるようにと作られたものです。
ハンティングコートとも呼び、これといった定義はありませんが、一般的にはジャケットと同じくらいのお尻が隠れるか隠れないかの丈の長さが特徴的です。

柄物やポケットが多くついているデザインはカジュアルになり、スーツに似合わなくなってしまいます。
なるべく無地などでシンプルにきれいめな生地を選ぶとビジネスシーンでも着用できます。
光沢のある生地で、上品に着こなしても場違いにならないコートです。

ジーパンなどにも合わせやすいので、私服でも大人の着こなしができるデザインです。

最も重要なこと

オーダーコート 大事なこと

ここまで説明した3つのウィンターコートは、ビジネスシーンで最も活躍するコートです。
これ以外のコートデザインもありますが、なによりも大切なことは‘フィット感’です。
着丈や胴周り、袖丈が合っていないと大きく見えたり、だらしのない印象を相手に感じさせます。
デザインが良くても、その印象が付くようなコートはビジネスには向きません。
コートを着こなしてこそ、一番大切な第一印象を良くみせる「できる男」になります。

もちろん、金額が高ければ良い訳ではありません。
高いコートが必ず良いというより、あなたの着用頻度や着用シーンによってオススメする価格帯は違います。
サイズ感の合ったコート+適切価格で、快適なスーツライフを過ごしましょう!