- スーツは寿命はどれくらい?
- スーツの寿命にはどんなサインが出る?
という点について、わかりやすく解説していきます。
スーツの寿命はどれくらい?
スーツの寿命は一般的に3年から4年と言われることがあるものの、あくまで目安に過ぎず、生地の素材や着用頻度、お手入れの内容によって大幅に異なります。同じスーツでも、雑な扱いをしてしまえば1年も持たない場合もありますが、丁寧に手入れを行うことで、10年ほど着用することができることもあるほど大きく異なるのです。
また、一般にウールの生地は繊維が細いほど高価な場合が多いですが、細ければ細いほど繊細なため、きちんとしたお手入れをすることが必須になります。
スーツの寿命のサイン
スーツの寿命のサインが出てしまうポイントを見ていきましょう。
一部にテカリが出てしまう
スーツの表面の繊維が潰れてしまい、生地表面の凹凸がなくなってしまうと光を反射しやすくなってしまい、スーツにテカリが発生してしまいます。これは着用することによる圧力や摩擦によって発生するため、完璧に防ぎ切ることはできません。
ブラッシングやクリーニング、スチームアイロンをかけることによって、ある程度はテカリを軽減することができます。それでもテカリが元に戻らない場合、繊維が完全に潰れてしまっている可能性が高く、寿命と考えていいでしょう。
シワが元に戻りにくい
スーツについたシワが、時間がたっても元に戻らなくなった時にも寿命と考えられます。
もちろん、生地によってシワになりやすさに大きく異なるため一概には言えないものの、購入当初よりも大きくシワが復元しなくなった時には寿命と考えてもいいでしょう。
なお、一般にウールのスーツはシワになりやすいものの復原力が高く、ポリエステルのスーツはシワはつきにくいものの、一度ついてしまったシワがなかなか元に戻らない傾向があります。
裾がヨレてしまっている
特にジャケットの背中の裾などが寄れてしまっている場合も限界と感じた方がいいでしょう。特に夏物のスーツやオールシーズンのスーツは、背抜きで作られていることが多いため、その分背中部分の形崩れが起きやすくなっています。
寿命を伸ばすためにも日々のお手入れは必須
スーツの寿命を伸ばすためにも、しっかりとしたお手入れ、保管をすることが必須です。サイズも適度なゆとりがあるサイズを選ぶといいでしょう。また、スーツは最低でも週1で着用するようにローテーションを組むことによって寿命を伸ばすことも可能です。
大切なスーツをより長くするために手入れを行い、カッコよく着こなしましょう。