大事な社外プレゼン、前回はこのシャツでいったから今回もこれを着ていこう!
そんな、日本人らしいゲン担ぎをしているのは私だけでしょうか。(笑)
上記のようなここぞ!の時にバシッときまる、チェスナットバレーという有名生地ブランドから特殊な加工がされている2つの生地をご紹介します。
高級だと感じるものだからこそ、どんなものかを理解して自分に合うのかを見極める判断材料にしましょう!
ガス焼き
ガス焼き加工とは、紡績の段階で糸にガス焼き処理を行い、羽毛立ちを少なくして生地の生地の面をキレイに見せるものです。
滑らかな光沢を持たせる手法で、ガス焼きを施した糸を「ガス糸」と呼びます。
ガス糸は毛羽のみを焼くことなので、毛羽がなくなり通常のワイシャツより光沢が増します。
しかし、焼くことにより通常の糸より細くなります。
ちなみに、ガス糸は一般的にコットン(綿)を使用します。
肌触りなどの特徴は?
羽毛立ちが少ないということは、光沢感が長くいつまでも保たれることを指します。
ガス焼きをすると、肌触りの良い仕上げになり他の生地とは違った着心地のよさを感じられます。
こんな人にオススメ!!
季節感のある、シャツを着用したい。
シャツ独特の光沢感を味わいたい。
清潔感のある印象を誰よりも与えたい人
ワイシャツにこだわりがある方に特にオススメです!
着用時の注意点
現在流行している記憶形状シャツに比べるとシワができやすいです。
しかし芯地を変更できるオーダーシャツであれば、襟やカフスの柔らかさも決められます。
その生地やお好みに合わせた芯を選べば、目立つ襟やカフスのシワは減ります。
たまには、記憶形状ではないワイシャツでオシャレを楽しんでも良いかもしれませんね!
マスターシード
数多くある繊維の中で極めて長い繊維長を使用している最高級のコットンです。
「次世代を担う全てを兼ね備えた綿」という意味合いが込められています。
世界中の数多くある素材の中でも、「人気・品質」ともにトップクラスのコットンです。
繊維一本一本が細いため、ソフトでやさしい風合いになっています。
また、独特の手持ち感があり、ノーブルな光沢に優れています。
しかもしっかりとコシがあるとった特徴があります。
一つデメリットを上げるのであれば、生産量が他のコットンに比べると多くないということです。
栽培そのものが発展途上なのが主な原因です。
希少な素材だからこそ、特別な一着に仕立てあがります。
繊維の長さってなに?
繊維の長さは大きく分けて3つに分類されます。
一番短いのが「短繊維綿(21mm以下)」
次に短いのが「中繊維綿(21~28mm以下)」
一番長いのは「長繊維綿(28mm以上)」となっています。
マスターシードはそれを超える35mm以上の為、「超長繊維綿」と呼ばれています。
とにかく長ければ良いもの?
長いから良い。という訳ではありません。
それぞれの長さで得意不得意があります。
例えば超長繊維綿は、生産に手間がかかるため価格は他に比べると高価になります。
しかし吸湿性にとても優れているので、下着を着用せずともワイシャツ一枚で十分過ごせるといった強みもあります。
大事なのは、自分にあった生地を選んでいること、その内容をしっかりと理解してくれるテーラーであるかということです。
こんな人にオススメ!
大事なプレゼンで、勝負ワイシャツがある人
デートでバシッときまるシャツが欲しい人
マスターシードは耐久性が優れないことを理解して、連続で着用することは避けることができる人
こんな人にオススメのワイシャツです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
チェスナットバレーという普段から何枚も購入できないオーダーシャツだからこそ、しっかりとどんなものかを理解しておくことが、当日のワクワクを何倍にも増加させます。
知識を多くして、仕立てまでのワクワクを目一杯楽しみましょう!!