「ダーツ」とは？
ダーツ
ダーツとは、平面的な生地を、丸みやふくらみをだすためにバストとウエストの差などの立体的な身体に合わせ縫製技術のことで、「縫込み」のことです。
具体的には、生地の一部をつまんで縫い消します。このダーツをどのくらいとるかどうかで、その洋服のシルエットが大きく変わり、ダーツをとればとるほど絞りがあるシルエットとなります。
ダーツの位置によって、ウエストダーツ、ショルダーダーツ、サイドダーツ、フロントダーツ（婦人服の場合は胸のふくらみに合わせるために上着やブラウスなどの前身ごろの中央からバストポイントに向けてとられる）、エルボーダーツなどがあります。なお、ダーツは縫い消してしまっていますが、「タック」は「縫いひだ」ともいわれ、生地の上のみしか糸で縫い留めないため、ヒダとして残ります。
また、「ダーツ」はつい消した部分の先端が、矢のようにとがっているように見えるため、投げ矢のダーツから来ています。
