フラップ
-スーツ用語集-
フラップとは、ポケットについたふたのことを言い、フラップがついたポケットのことを、フラップポケットといいます。
日本語で「雨蓋」とも言われます。
ほとんどの既製品を含むビジネススーツの腰ポケットには、この「フラップ」がつけられており、
逆にタキシードなどには、最初からフラップがない場合が多いです。
☝フラップの由来
フラップは、日本語の「雨蓋」というように、外出時などに、ポケットの中を雨や埃から守るためにつけられています。
そのために、タキシードなどのフォーマルスーツなどの、
「もともと室内で着用することを目的とした」ものには、このフラップがもともとついていません。
(それを、「玉縁式」のポケットといいます。)
フラップのマナー
-フラップの出すとき、しまうとき-
フラップはその役割のように、
「室外ではフラップは外に出し」、「室内ではフラップは中にしまう」のがマナーと言われています。
フォーマルな場や、パーティなどでは、このマナーに従うようにしましょう。
もちろん、会社の風土によっては、常にだしたままでもかまいません。
☝フラップを片方だけしまったりしない
特に、就職活動生などのスーツを着なれない人に、
「左右のポケットのうち、片方だけフラップをしまっている」状態の人をたまに見ることがあります。
非常にだらしなく見えてしまいますので注意しつつ、
こうなることを防ぐためにも、腰ポケットには何もいれないようにしましょう。
オーダースーツでのフラップのデザイン
フラップの起源やマナーからも、
フォーマルスーツをオーダーされるわけでなければ、このフラップを付けたデザインをお勧めしています。
また、同じフラップでも、フラップの角が丸みを帯びているものから、角ばっているものも選べるほか、
スラントポケットや、チェンジポケットなど、フラップを使った細かいデザインにもこだわることができます。
オーダースーツをお仕立ての際には、こういった部分にもこだわることで、
よりお気に入りの1着を作ることができます(^^)